チャチャの闘病日記 1996

頑張れ、チャチャ!

チャチャの闘病日記
そして、名医クック先生との出合い。

才と


チャチャ、生きて!

1996年1月3日


チャチャが突然倒れたのです。以前、急に右足が麻痺した時には「脊髄に障害があるけど、手術は大変危険。「このまま様子を見ましょう」と言われたのでした。その時は、単にヘルニアくらいに思っていたのに、、、。
お昼までは元気だった。本当にいつもと変わらないチャチャだった。 お昼過ぎからちょっとだるそうにしてたので、風邪かなと思って暖かくしてあげていた。 夕方、突然に呼吸がちょっと荒くなって、そのうち立ち上がれなくなって急いで緊急病院へ。 あまりの急な変化に信じられない思いでいっぱいになる。 その日は緊急入院、何度も病院へ電話をするけど、同じ状況と言われる。眠れない夜、、、。

1月4日


翌朝電話をすると「呼吸がかなり荒い」と言われ、すぐに病院へ走る。 そこには、ぐったりと舌を出してやっと呼吸をしているチャチャの姿が、、、、、。 誰もが失望のどん底で言葉を失った時、一人の女医さんが「これはトイプードルやマルチーズに多い流行型ウィルス性の髄膜炎の症状に似ている。ここでは、手におえないから紹介する専門医に行った方がいいと思うわ。」と一人の先生を紹介してくれた。 その先生に電話で今の状況を説明してくれ、すぐに診てもらえるよう手配してもらった。 ぐったりと動かないチャチャをバスタオルに包んで抱きかかえ、すぐに車をとばして次の病院へ。 チャチャ、頑張れ!ずっと一緒にいるって約束したじゃない!、、、涙があふれて止まらない。 全く動かないチャチャの身体の上に涙があとからあとからこぼれて行く。 15分後、やっと紹介されたVETERINARY SPECIALISTS OF SOUTH MIAMIに到着。 連絡を受けていたスタッフがすぐに走って診察室に案内してくれた。 神経外科専門医であるクック先生との出合い。彼はチャチャを一目見るなり 「状況はかなりシリアスだ。最善を尽くすが、それで助かる保証はない。 それでも処置を希望するなら精一杯の事をしたい。」と穏やかに説明された。 やはり流行型ウィルス性の髄膜炎だった。 生存率が非常に低い病気だ。 ダメかもしれない、、、でもチャチャにしてあげられる事が他にない以上、最後の望みにかけよう! きっと、きっと大丈夫!絶対大丈夫!と自分に言い聞かせる。 チャチャは小さい時からハラハラさせては何ともなかった事がいっぱいあったもの。 スタッフから説明を受けて同意書にサインをする。 「もし助からなかった時に関して、、、、」という一行に、サインをする手が震える。 涙があとからあとから溢れてくる。 チャチャの今の苦しみを代わってあげられるものなら代わってあげたい。 今日は病院に残して帰らなければいけない。帰って連絡を待つように言われる。 帰り道、近くの教会に立ち寄り、チャチャの回復を何度も何度も祈った。 夕方クック先生からの電話。一応の応急処理は終わった事、あとはチャチャの回復力、体力にかかっているとの事。面会を頼み、すぐに車を飛ばす。家族全員でチャチャ君の面会に行く。 病院に到着すると、点滴をされて暖房シートの上に寝かされたチャチャがいた。 朝より呼吸が落ちついている。チャチャと呼びかけると必死の力でやっと力なくしっぽを振る!今朝は全く反応がなかったのに!チャチャのおもちゃにパパの十字架のネックレス、ママのお守りとお数珠を付けてチャチャの傍に置いてもらった。チュチュも心配そうにしている。
帰ってからは星に向かって何度もチャチャの回復を祈った。

1月5日 発病から3日 治療次の日の面会

 
朝は疲れた様子で寝ていたが、呼吸の安定が昨日とは全く違っていた。 夕方の面会。まだ身体は動かないが、チャチャと呼ぶと首を持ち上げようとする。 ぼんやりと目を開けてこちらを見る。そしてちょっと安心したような顔をした。 しっぽがゆっくりだけど振れている!!

1月6日 発病から4日


今朝はチャチャと呼ぶと、ゆっくりと首を上げてしっぽを振り、そしてよろよろと起き上がった!! まるで一生懸命に全身で「僕は大丈夫だよ!」と言っているかのように、満身の力で起き上がった。 スタッフが、「チャチャは頑張り屋さんだから、きっと大丈夫」と励ましてくれた。 感謝の言葉が涙で上手に言えない。「ありがとう」と言うのが、やっとだった。

1月7日 発病から5日


今日から点滴と併用して食事が開始となった。ゆっくりと少しずつだけど、食べる事ができている。その調子だ!頑張って体力回復しよう。そして、早く元気になって一緒にお家に帰ろうね!

1月8日 発病から6日


今日は食欲が旺盛になってきているので点滴が外された。
チャチャと呼びかけると情けなさそうにこちらを見る。目に力がある。
懸命に生きようとする力が溢れてきている!そうだ、チャチャもう少しだ、頑張れ!
夕方、クック先生から「この調子で食べられて、吐かないようだったら退院できそうだよ。
チャチャはこんな小さな身体だけど、すごくタフガイだ!もう大丈夫。」と言われる。
帰り道、近くの教会に立ち寄り神様に心からお礼を言う。この世の全てに感謝したい気持ちだった。

1月9日 発病から1週間

 
チャチャの退院が決まった。 この一週間毎日朝夕と通っていたのでスタッフの誰もがチャチャ!チャチャ!とわが事のように喜んでくれた。一緒に通ったチュチュへも「良かったね!」と言葉をかけてくれた。 命の恩人クック先生にチャチャが連れて来られた。 そっと外を歩かせてみる。ちゃんとおしっこが出ている! 全員が手をたたいて喜んでくれた。 心から何度もお礼を言ってバスタオルにそっと包んで連れて帰る。 チャチャが元気で帰ってきた!その温もりは、きっといつまでもいつまでも忘れられない。

可愛がってくれたスタッフと お家に帰ったぞ〜〜!



帰ってきてからのチャチャは毎日、毎日少しずつ元気になってゆきました。
ずっとお薬は飲み続けているけれど、生存率が極めて低くたとえ一旦回復しても
初病後1年もてばいい方といわれる難病。
それが発病後3年の今日まで延命してくれているチャチャ。
クック先生にも「ミラクルボーイだ!」と言って驚かれています。
チャチャが今あるのもクック先生とそのスタッフのおかげ、
そしてチャチャ自身の生きようとする力、
その全てに深く感謝しています。この感謝の気持ちは、きっと一生忘れない。
クック先生、スタッフの皆様、本当にありがとうございました!!