チャチャの闘病日記2000

お達者日記2000-4 再び緊急入院。チャチャ、生きて!

これは、病気が再発したチャチャを見つめて毎日祈るような気持ちで書いている日記です。



チャチャの闘病日記 2000年4月

04/01/00 呼吸が乱れて緊急入院


 夜になってわんパパからチャチャの容態がおかしいという電話を受ける。すぐにわんパパがクック先生の緊急病院へ走った。ママがコンベンションに来ている間にそんな事になるなんて、、、。夜中何度も病院に電話を入れる。当直のロバート先生の話では胃、または十二指腸からの出血が進んでいるとの事だった。また腎臓機能の障害、脱水症も疑われる為、翌朝の検査結果を見るまで何とも言えないと言われる。今夜は一旦全ての薬の投与を止めて様子を見るとの事。クック先生に連絡をとって欲しいと依頼する。眠れない夜、あさってのフライトを明日の朝に変更。いてもたってもいられない。すぐにでも傍に飛んで行って抱き締めてやりたい。チャチャ、こんな大変な時に離れた所にいるママを許して。ひとりぼっちで病院にいるチャチャの事を思うと身体の芯が冷たくて冷たくてどうしようもなかった。

04/02/00 胃潰瘍からの出血が判明


 朝8時当直のロバート先生からの電話。チャチャは少し落ち着いたが、依然として出血が続いているとの話。クック先生とも話をしたとの事だった。フライトは1時間の遅れ、もどかしい、、、。途中あと30分ほど遅れる為セルラーを使いたい人は使ってよいとの機内アナウンスが入った。セルラーのスイッチを入れるとクック先生からのメッセージが入っていた。チャチャは胃からの出血が認められるがバイタルサインに異常はないとの事。腎臓にも異常は認められなかった。今朝は少し吠えたし、少しご飯を食べたよというメッセージを聞いたとたんに張り詰めていた気持ちが一気にほどけて涙がどっとあふれてきた。クック先生の一言にどれだけ安心感があるか、クック先生がチャチャを診てくれているというだけで救われた気持ちになった。今日は日曜日で面会は出来ないけれどクック先生が病院と連絡を取ってくれているというだけで安心だった。チャチャ、すぐに飛んで帰るからね。頑張って待っててね。

04/03/00 大丈夫、きっと大丈夫

    


 クック先生からの連絡を待って病院へ。チャチャはいつもよりちょっと元気がないといった状態で呼吸も落ち着いていた。クック先生の表情も明るい。なんだかホッとした。チャチャと呼び掛けるとお耳をピクンと動かして反応する。出血は続いているが、食欲も出てきたそうだ。現在点滴で薬物療法を行っている状態。お家では食べようとしないドッグフードがお口の周りに付いていた。病院ではとてもいい子になるようだ。4年前からいる看護婦さんが「ここはチャチャのセカンドハウスだから、チャチャも安心してステイしてるから大丈夫だよ」と言ってくれた。落ち着いた状態のチャチャを残して安心して帰宅。

04/04/00 チャチャ!生きて!

    


 クック先生から今朝は昨日よりもうんと元気がないとの連絡が入る。家族みんなですぐに病院へ走る。クック先生から「今朝吐いてからかなり衰弱しているので今はバリウムを大量投与して休ませている」と説明されたうえで面会。そこにはぐったりと横たわって半目を開けたチャチャがいた。胸が痛くなるほどのその衰弱ぶりに言葉を失う。横たわったチャチャを抱き締めそのぬくもりに触れたとたんに涙が次々に溢れチャチャの身体を濡らした。チャチャお願い、どうかどうか生きて!元気になってまた一緒にお家に帰ろうよ。言葉にならない言葉で必死にチャチャに言い聞かせる。チャチャはかすかにまばたきで頷く。パピーの頃から一緒に寝る時にいつも手をつないでいたので、チャチャの手をしっかりと握ってやるとその手を少しだけ動かした。耳をチャチャの口元に当ててその息の音を聞く。チャチャの息の音は少しだが濁音が混じっている。しかし気管支が圧迫されたりしている音ではないし、肺に水が溜まっている訳ではないので大丈夫との事だった。クック先生が一番懸念していた胃や腸の外壁からの出血もなかったようだ。クック先生の言葉は「急に衰弱した部分で、今まで次々と襲う困難と闘ってきた疲れを感じさせる。けど、チャチャは今までずっと信じられない生命力で頑張って来たんだ。クロスフィンガーで今回も祈ろう。全ての出来得る事をチャチャにしたい。」だった。わんパパが「もしももう希望がないのなら家の連れて帰って一緒にいさせて欲しい」と頼んでいた。頭の中がぼぉっとして何も考えられない。そんなやりとりの中、ただただチャチャを抱き締めてそのぬくもりを何度も何度も感じていた。何か急変したらすぐに連絡を入れると言われていたので電話が鳴る度に心臓が飛び出しそうになる。夜8時過ぎにクック先生からの電話。容態の変化はないとの事だった。何も考えられない、魂がチャチャを呼んでやまない長い長い夜。チャチャに会いたい!神様、どうか私の命に換えてもチャチャの命をお守り下さい。

暗くからっぽな闇の中で


 チャチャは4月5日午前11時05分にこの世を去りました。4年間クック先生と共に必死に闘ってきました。最後まで懸命に闘いました。そして4年以上も通った病院でクック先生の傍で息を引き取りました。最期の死に目に会えなかった事が一生後悔してもしきれない深い傷として、引き裂かれそうな胸の痛みとなって今も心に残っています。最期にこの胸に抱いてやりたかった、、、。 張り裂けそうな気持ちの中、せめて大好きだったクック先生に看取られた事が唯一の救いでした。

 以下は、そんな後悔の中でからっぽになってしまった私達が取った行動です。これは私達がチャチャを忘れたくない思いだけで残したものです。ここには常識も宗教も、正常ささえもないかも知れません。残酷だとか、常識はずれだと非難されるかも知れません。辛すぎる現実、、、目を背けて下さっても結構です。

 この私の経験がペットロスとは何か?という答えです。それは想像をはるかに超えるほど凄まじく暗く悲しく、寂しいものです。胸が痛くて息が出来なくなりそうな空虚の中で気が狂いそうになります。時々は対象のないものへの怒り(あるとすれば自分への怒り)に身体が震えたり、またある時はやり場のない空虚感に今の自分をどうする事もできなくなります。

 最後にチャチャがその命を燃やし尽くすまで応援し見守り続けて下さったたくさんの方々、チャチャの悲報にわが子のように嘆き悲しんで下さった方々、チャチャが虹の橋を渡り天国に旅立つ時もずっと見守り祈って下さった方々に心から深く感謝いたします。本当に、本当にありがとうございました。たくさんのメッセージやメール、お花、たくさんの方々の優しい気持ちに送られてチャチャは天国に旅立って行きました。こんなにも皆様に愛されたチャチャは世界一の幸せ者です。きっと天国から「みなさん、今まで僕の事一生懸命応援してくれてありがとう!こんなにも愛された僕はとっても幸せです。これからは僕がみんなを守るからね!安心してね。」と言っています。本当にありがとうございました。言葉には尽くせない思いと心からの感謝を込めて、、、。

04/05/00 チャチャの死

    


 朝9時半、クック先生からの電話。チャチャは昨日よりも少し調子が悪いので、午後にでも会いに来れるかとの事。電話を切ってすぐにわんパパに連絡。いてもたってもいられない。どうしても今日中に終わらせなくてはならない用事を済ませたわんパパが会社から急いで戻り、一緒に病院へ急ぐ。チャチャ!ママが今行くからね!頑張れ!心の中で何度も何度も叫ぶ。病院へ向う途中、電話が鳴る。クック先生の病院の番号にハッとし、身体が震えた。チャチャが5分前に息を引き取ったとの知らせ、、、。一瞬にして全ての景色が色を失い、声が出ない。何も見えない、何も聞こえない。胸が苦しくて息が出来ない。声にならない声でチャチャの名前を呼ぶ。チャチャ!チャチャ!チャチャ!チャチャ!ぼんやりと流れる景色を眺めながら、心が失われてゆく。病院に到着し駆け込むとクック先生が待っていた。その胸に飛びつき思いきり泣き、クック先生の説明さえも無視して会わせて欲しい!と叫ぶ。診察室に小さな台に乗せられたチャチャ。チャチャ!チャチャ!ChaCha!Come Back!ChaCha!Wake Up!ChaCha!抱き上げたチャチャの身体は信じられないくらいに軽い。チャチャは一人で逝ってしまった。ママを残してチャチャは逝ってしまった。最後に抱き締めてあげられなかったママを許して、、、。まだ少し体温の残っているチャチャの身体を抱き締め、そのまま気が狂ってしまうかと思った。このまま気が狂ってしまえばどんなに楽だろう。チャチャ!私の心、チャチャ!戻って来て!お願い、戻って来て!ハァってため息をついて戻って来て!生きているのがどうしようもなく辛い日。このまま一緒に逝ってしまいたい。何も見えない、何も感じない、全てがもうどうでもいい、私の心が死んでしまった。からっぽになるという意味を全身で感じていた。どうしても家に連れて帰りたいとの申し出に24時間だけならとの許可をもらう。本来なら病院からすぐにセメタリーの手続きを踏むらしい。どんどん冷たくなってゆくチャチャの身体を抱きしめながら帰宅。わんパパがすぐに氷でチャチャの身体を冷やし始める。できるだけ長くチャチャと居たければこうするしかないだろう!とぶつけようもない怒りで壁を叩いている。帰宅途中に流れたウンチをきれいに洗ってやり、いつも居たソファに寝かし、ブラッシングをしてやる。いつものきれいなチャチャに戻った。目が閉じないのでずっと目薬を入れながらきれいなままのチャチャを見つめる。チャチャはきっと生き返る!だってミラクルボーイだもの。本当にそう信じていた。氷でその身体を冷やしながらずっと交代でだっこしていた。ソファに戻して目薬を入れようとした瞬間、チャチャのお鼻と肛門から血液が流れた。その瞬間、もう帰って来ないんだという実感が胸を締め付けた。わんパパがチャチャの肛門に綿を詰めてやっている。胸が痛い。痛くて呼吸が出来ない。お数珠をチャチャの腕にかけてやり、何度も何度も話し掛ける。気が狂ってしまうほどの寂しさの中でチャチャの毛を何束も切った。その姿をビデオと写真に収めた。チャチャはこんな事、望んでいないかも知れない。でもチャチャの姿を残したい、その毛にいつまでも触れていたい。残酷な事だと言われてもいい。常識など今の自分達にとって何の意味もないのだ。いつまでもチャチャと居たい、それのどこがいけないの?こんな事をすると魂が天に登れないのかも知れない。それでも良かった。チャチャの魂にずっと傍に居て欲しかった。夕方になってチャチャを抱いて最後のお散歩に出た。チャチャ!お散歩に行こう!チャチャがお散歩デビューした、大好きなチュ〜ちゃんと一緒に歩いたあの道にお散歩に行こう。冷たくなったチャチャに話し掛けながらお散歩をし、大好きなステーキちゃんのディナーを食べさせ、夜はチャチャの身体の下に氷を敷き詰め、その手を握りながらベッドで一緒に寝た。いつもと一緒だね、チャチャ!だからお願い、どうかどうかいつものようにゴソゴソってして!大声で吠えてママを起こして!涙が溢れて眠れない。明日はお家から出て行くのだ。一刻、一刻がその時に向って進んでいると思うと眠れなかった。チャチャの額にキスをし、その手を握り締め、いつまでもいつまでもチャチャに話し掛けていた。

04/06/00 霊安室へ

    


 朝からどうしても決心がつかない。しかしチャチャの身体の色が少しずつ変わってきている。「チャチャはこんなの望んでいないよ。こんな姿チャチャは見られたくないよ!」わんパパが自分にも言い聞かせるように私に言う。チャチャが望んでいないという言葉を聞いた瞬間、我に返った。そうだね、チャチャはいつもカッコつけてたからこんなの嫌だよね。霊安室へ連れて行ってあげなきゃ可哀相だ!いつもチャチャの事をお祈りしていたお数珠とわんパパがチャチャの入院の度に持たしてやっていた十字架のネックレスをチャチャの首にかけてやった。チャチャはその身体を氷で冷やさなくてはならないので発砲スチロールに氷を敷き詰め、タオルを敷いた上に静かに寝かせる。病院で教えてもらったPet Heaven Memorial Parkへ家族みんなで向う。霊安室で指定されたボックスにチャチャを移す。わんパパとママとチュ〜ちゃんの毛を一房ずつ切って家族みんなで撮った写真に添えた。たくさんの方から頂いたお守りやお人形、いつも入院の時に持って行っていた小さなお数珠を付けた羊のお人形、お洒落だったチャチャが天国でもカッコマンでいられるようにとバンダナ等を一緒に入れてやった。チャチャをそっと寝かせて全ての持たせる品を入れ終わりその顔を見ると、不思議な事に今までずっと閉じなかったその目が静かに閉じていた。そうか、チャチャはやっと安心したんだね。ごめんね、ママのエゴでチャチャを縛り付けて、、、。その安やかな顔を見た瞬間、不思議と心静かにそう思えた。チュ〜ちゃんにお別れを言わせて、今日は一旦お別れをする。一緒に立ち会ってのクリメートはあさってになるとの事。それまでは冷凍し遺体は今のままの状態で残すそうだ。ウサちゃんキックの練習で毎日くすぐっていたあんよが愛しくて愛しくて何度も何度もそのPawに触れているうちに、突然Pawの形を残したくなった。明日も会いに来ていいという許可を貰い、すぐに足型を取るためのものを探しに。セメントと石膏の2種類を買い、セメントの周りに置く石を選びに行った。帰宅し、すぐにチュ〜ちゃんでテストし、時間を計る。チャチャの身体があさってには無くなってしまうのだ!そのどうしようもない切なさ、寂しさだけしかなかった。チャチャの遺体を静かに安らかに置いてあげなくては、そう自分に何度も言い聞かせても今は寂しさから逃れられない自分がいた。チャチャ、ママは今日で丸2日ご飯を食べなかったよ。最期にチャチャは吐いてから丸2日間何も食べられなかったものね。チャチャはこんなにも辛かったんだね。お腹が空いてたまらなかったね。ママは今、そのチャチャの苦しみを同じように味わいたいよ。苦しんでいるチャチャの傍にいてあげられなかった事がママの人生の中で絶対に消える事のない後悔だから、、、。

04/07/00 チャチャ、ごめんね

    

    


 チャチャに会いに行く。チャチャの身体に触れられるのは今日と明日しかないのだ。セメントと石膏の準備をして忘れ物はないか何度も何度も確認して家を出る。到着してすぐに受付に伝え、外で足型をとる準備をしてから面会。チャチャは静かに霊安室で待っていてくれた。静かに目を閉じたその顔は安らかそのもので、心から安心して眠っているようだ。チャチャ、ごめんね。心静かに寝ている所を起こしてしまうかも知れないけど、ごめんね。すぐに固まりかけたセメントでチャチャの足型をとったが、チャチャは固まっているので、うまく取れない。それでもチャチャが押した確かな跡が残るだけで満足だった。チャチャの足を持ってきたお水で洗ってやり、次に石膏を用意し型に流す。石膏が固まるまでわんパパと交代で何度も何度もチャチャの身体を抱く。昨日はチュ〜ちゃんで試して約15分くらいで型が取れるくらいまで固まるのがわかっていた。しかし、15分経っても、20分経っても、石膏が全然固まらない。途中わんパパが温度の関係かもと外気に当てに行ったが、それでも固まらない。チャチャのお手手を握り、ふさふさの毛が凍らないで生きているチャチャと同じ感触を残しているそのお耳に頬擦りしながらずっと石膏が固まるのを待った。約30分、やっと石膏が固まった。チャチャの身体を支え、片足ずつゆっくりと型を取る。前足は柔らかくなっていて上手に取れたが、固まってくっついている後ろ足はぐちゃぐちゃになってしまうだろうと思っていた。しかし奇跡を見せてくれた後ろ足の型を取ろうとした瞬間、チャチャのあんよが開いたのだ。今までくっ付いて固まっていた後ろ足が開いて片足ずつ型を残す事が出来たのだ。信じられない!チャチャはきっと「待ってて。僕ね、今準備するからちょっと待っててね。」って石膏を固めないでいてくれたのかも知れない。ご苦労様、ありがとう!チャチャは凄いね!と声をかけながらその足を洗い、冷凍になったチャチャのそのままの重みを忘れないようにずっとずっと抱いていた。チャチャを腕に抱けるこの瞬間、今このまま永遠に時間が止まって欲しいと願った。一緒に冷凍室で眠ってしまいたい。胸が痛いよ、どうしようもなく胸が痛いよ。何がどうしてしまったんだろう?心がチャチャと一緒に凍り付いて動かないよ。景色さえも見えないよ。チャチャと一緒に居たいよ。

04/08/00 チャチャ虹の橋を渡る

    

    


 遂にチャチャの身体とお別れをする日が来てしまった。もう本当にこれでチャチャを抱けなくなるのだ。イヤだ!イヤだ!イヤだ!このままチャチャの身体を抱いてどこかに行ってしまいたかった。ずっと一緒にいたい。だっこをしていたい。しかし時は確実に進んでいた。確かな時間の流れが残酷な現実だった。ずっと抱いている事も叶わず、お別れの準備をしなくてはならない。集まってくれた友人が皆チャチャの冷たい身体を撫でてくれた。箱にいつも使っていたタオルを敷き、そのタオルの折り目の間にチャチャへ寄せられたたくさんのメッセージやメールや由喜子おばさんのお手紙を入れた。いつも通院の時に持って行って車の中でお水を飲んだ後にお口を拭いてあげていたハンドタオルを枕にして、そっとチャチャを横たえた。頂いたたくさんのお守りをその身体の周りに置き、ありがとうを言った。チャチャが冷凍されている間ずっと付いていてくれた羊のお人形はチャチャが元気だった頃に一番好きだった毛糸のピンクのボールちゃんとチュ〜ちゃんといつも取り合いっこをしていたお馬さんのお人形と交換して入れてあげた。羊のお人形の首に付けていた小さなお数珠を外してチャチャの右の腕に通してやった。毎日チャチャが食べていたママの手作りご飯とチキンジャーキー、砂肝ジャーキーをそのお口の前に置いた。ほねっこも入れた。お洒落だったチャチャの為にバンダナも2枚入れた。家族みんなで撮った写真、大好きなチュ〜ちゃんとのおすまし2ショット、パパとママとチュ〜ちゃんの毛を一房ずつ、チャチャが奇跡の生還を遂げた時にクック先生と一緒に撮った写真にママからのお手紙を添え封筒に入れてチャチャの胸に抱かせた。首には、毎日祈りを込めたママのお数珠とわんパパのクロスのネックレスを付けたままにした。家に咲いていた全ての花を切ってその棺を埋めた。集まってくれた一人一人がチャチャに最後の言葉を掛けながらお花を入れてくれた。きれいだよ、チャチャ!すっごくカッコイイよ!お花に埋もれたチャチャにチュ〜ちゃんも最後のお別れをした。「もう行かせてあげよう」わんパパの悲しみに耐えかねた声にその時が来た。その目的さえも忘れるほど、凝縮した静かな時間の中でチャチャを見つめていた。その棺を抱かせてもらい、今からチャチャが入るクリメートの暗い空間を見つめて言葉を失う。棺に蓋がかぶせられ、ふっとその手から棺の重さが消えた。クリメートのチャチャが入れられたその中に一緒に入りたかった。扉が閉まる瞬間堪えきれなくて大声で叫ぶ。チャチャ!チャチャ!チャチャ!友人に支えられ霊安室へ戻る。からっぽの霊安室に戻った瞬間「チャチャを見送らなきゃ!」と叫び表に急いだ。天国に向ってチャチャを送り出さなきゃ!小さな煙突の周りが熱気でゆらめいていた。チャチャ!チャチャ!チャチャが天国に登ってゆく、、、。そのゆらめきを見つめていたらさっきまで気が狂いそうだった気持ちが少しずつ落ち着いてきた。チャチャを安心して天国に行かせてあげなきゃ!ゆらめきを見つめながら「チャチャ、ありがとう!」と何度も叫ぶ。ママもパパもチュ〜ちゃんも大丈夫だよ、だからもう安心して天国に行きなさい。チャチャは頑張ったよ、もう充分過ぎるくらいに頑張ったよ。本当にありがとう。もういいよ、もう頑張らなくていいからね。だから安心して行きなさい。天国に行ったらみんなと仲良くするんだよ。だけどチャチャはプライドが高いから、もしもみんなと仲良くできなかったらいつでもお家に帰ってらっしゃい。いいね、わかったね。待ってるからね。チャチャが大好きなチュ〜ちゃんはパパとママが守るからね。心配いらないからね。大丈夫だからね。お空の上からいつも見ててね。チュ〜ちゃんとパパとママが天国に行けるように見守っててね。パパとママはまだまだ修行が足りないから、これからチャチャと同じように天国に行けるように一生懸命頑張るからね。それまで見ててね、待っててね。これからもいつまでもママはチャチャの事をずっと誇りに思って生きていくよ。本当にありがとう、チャチャ!途中クック先生も電話をくれて、お空に昇ってゆくチャチャに大声で「バイバイ、チャチャ!」と叫んでくれた。チャチャ!大好きなクック先生だよ!良かったね、嬉しいね。チュ〜ちゃんは持って来た砂ずりジャーキーもチキンジャーキーも食べようとしない。芝生にパパと一緒に座りじっとチャチャの帰りを待っている。しばらくしてチャチャのゆらめきが消えた。チャチャ、もうお空に昇ってしまったんだね、、、。もう苦しくないね。いつだって帰って来られる身体になったんだね。早く帰っておいで、ここで待ってるからね。チュ〜ちゃんがひとつ大きなあくびをした。チャチャは安心して、もうお空に昇ってしまったね。そんな事を考えていたら呼ばれてチャチャのUrnが渡された。チャチャ!さぁ、みんなでお家に帰ろう!帰宅途中もクック先生からの電話が入った。チャチャはどうだい?って。チャチャはちょっと重くなったみたい。お腹が空いて早くお家に帰りたいって言ってるよ!って笑えた。クック先生もホッとしたようだ。これ以上にクック先生に心配かけちゃチャチャが悲しむものね。クック先生ももうチャチャは病気じゃないねって言ってくれたものね。もうお薬なんて飲まなくていいんだよ。チャチャが胸に帰って来た。これからはもうずぅっと離れる事はないんだ。いつだってずっと一緒にいられるのだ。嬉しいね、チャチャ!さあ、みんなでお家に帰ろう!

04/09/00 いつだって一緒だね

    


 チャチャ!いっぱいいっぱいお花に囲まれてすごいね。きれいだよ、チャチャ。みんなが、たくさんの方が、チャチャを送って下さったんだよ。チャチャは最期までりっぱに生きたね、きっと誰にも真似ができないよ、凄いね。チャチャはママの誇りだよ。いつだって傍に居るよ。これからはいろんな所に行こうね。いつだって一緒だよ。明日はお散歩に行こうね。もうタッタッタって歩けるね。懐かしい景色を見に行こうね。夜はベッドで一緒に寝ようね。チャチャ、いつも一緒だね。今日はチャチャに悲しい報告があるよ。みえちゃんちのペペもお星様になっちゃった。ペペは気が小さいから天国で守ってあげてねってみえちゃんからの伝言だよ。チャチャも新入りで大変だけど、どうぞ宜しくね。夜になってチュ〜ちゃんがチャチャの遺骨の入ったUrnからずっと離れずにいたよ。あのチュ〜ちゃんが静かにそっと寄り添っていたよ。そろそろだっこしてあげようとチュ〜ちゃんを抱き上げたら、ドライアイのチュ〜ちゃんのお目めが涙でいっぱいいっぱい潤んでいたんだ。ママはそのチュ〜ちゃんの涙を見た時にいつまでも自分達が泣いてちゃいけないって思ったよ。こんなに愛しいチュ〜ちゃんをこれからはチャチャの分まで守ってあげなきゃね。ごめんね、チャチャ。

04/10/00 思い出が溢れてる

    


 チャチャ、いつものお散歩道だよ。懐かしいね。いつも一緒だね。チャチャのぬくもりが消えてから一体どれだけ時間が経ったのだろう?ちっとも思い出せないよ。チャチャ!今どこに居るの?仕事をしているママの足元でゴソゴソしてるチャチャを探して今日はいっぱい発見をしたよ。絨毯のあちらこちらにチャチャが食べ残してこびりついたチキンジャーキーちゃんの跡が少しずつ見つかったよ。ママはその跡にほっぺをくっつけていつまでもいつまでも動けずに居たよ。チャチャの小さなウンチっちの跡、小さな小さな食べ残しの屑、みんなみんな大切なママの宝物だよ。チュ〜ちゃんはね、今日も元気がないよ。だけど、チャチャにあげたジャーキーはちゃんと頂いてるみたい。ちゃんと頂戴ねって言ってる?チュ〜ちゃんはチャチャのお水入れからお水飲んで、自分のからは飲まないよ。チュ〜ちゃんもきっと一緒に居たいんだね。今朝はね、チャチャの足型が傾いて倒れかかっててびっくりしたよ。チュ〜ちゃんと一緒に遊んだの?今日はチャチャに悲しいニュースがあるの。お友達のはぴちゃんがチャチャの所へ行っちゃった。チャチャにちゃんちゃんこを送って頂いたみとみちゃんちのはぴちゃんだよ。チャチャ、はぴちゃんはまだ2歳半だから天国でずっと守ってあげてね。宜しくね、頼んだよ、お願いね。

04/11/00 初七日

    

    


 もう初七日、、、。どうしてだろう?時間の感覚が全くないよ。永遠に続く悲しみや空虚な寂しさの中でも時間は確実に流れているんだね。なんだか不思議だ。でも本当に今日はチャチャの初七日。たくさんのお友達がチャチャを見送りに来てくれたよ。お花もまたいっぱい頂いたね。チャチャ、きれいだよ。とってもとってもカッコイイよ。素敵だよ。みんながチャチャのUrnを抱き締めてくれたね。みんながお酒を飲み、お寿司を食べ、陽気にチャチャを見送ってくれたね。ロザリオはチャチャにキスをいっぱいくれたね。フリオは今日初めて日本酒を飲んでお寿司を食べた日だったよ。子供なのにお酒が強くて驚いたよ。ボブさんが誘ってロザリオも日本酒を飲んでたね。やす子ちゃんも米子さんも来てくれたね。可愛いお花を頂いたよ。米子さんの旦那さんのボブさんは日本酒でチャチャに乾杯してくれたね。ロザリオもサルーって叫んでいたね。チャチャは不思議な不思議な優しい子だって言ってくれた森くんからはチャチャにリンゴを頂いたよ。美味しい?チャチャ?だっこされて嬉しいね。由喜子さんはドイツのケーキを持って来てくれたよ。いっぱい気功をして頂いた由喜子おばちゃんだよ。嬉しいね、チャチャ。信ちゃんとタッちゃんと坂本っちゃんもチャチャの為に酔っぱらおうとワインをたくさん持ってきてくれたよ。男の子なのにどうしてみたって涙がいっぱいこぼれてしまうから、酔っ払いたかったんだね。チャチャの前でみんながUrnに手を置いたりだっこしたりしてお祈りしてくれたね。嬉しいね。今日はチャチャが大好きだった砂ずりジャーキーちゃんを作ってみんなにお酒のおつまみで食べて頂いたよ。今日はパパもママもチュ〜ちゃんも泣かないよ。チャチャがお星様になってから何も食べたくなかったし、無理に何を食べても美味しくなかったけど、今日のお寿司は美味しいね。みんなの優しさにいっぱい包まれてパパもママもチュ〜ちゃんもこんなに幸せだよ。チャチャのお陰でこんなにも幸せだよ。チャチャ、ありがとう!

04/12/00 はぴちゃんを宜しくね


 マイアミ時間の今朝午前1時にはぴちゃんが虹の橋を渡ってチャチャの所へ行ったよ。お祈りをしながらママはずっとはぴちゃんを見つめていたよ。チャチャ!虹の橋にはぴちゃんを迎えに行ってあげてね。まだパピーな部分が抜けないはぴちゃんを護ってあげてね。宜しくね。ゆうべはチャチャのお星様が見えなかったよ。空一面の雲でお星様が見えなかったよ。だけど仰向けにひっくり返ってネンネしてるチャチャの雲が静かに流れて行ったよ。あまりにもチャチャのフカフカ〜ッってした毛の感覚に似た雲をいつまでいつまでもわんパパと一緒に眺めていたよ。

04/13/00 お花をいっぱい咲かせたね、チャチャ

    


 チャチャのマリーゴールドが毎日ひとつずつ開いて行くよ。可愛いね、チャチャ。チャチャの足型の上に置いたお花は摘んでからもう4日も経つのにまだ全然しぼまないよ。不思議だね。全て摘んでチャチャの棺に入れたミニチュアローズもまた蕾が開いたよ。流れる雲はいつだってチャチャに見えるよ。いつだってお話してるよ。ママは情けなくてごめんね。まだ何一つ今までのように出来ないよ。一生懸命気合いを入れても何一つ元のペースに戻れないよ。気持ちを奮い立たせて頑張ろうと思っても心が全然ついて行かない。ぼんやりして何にも打ち込めないよ。毎日チャチャのUrnを抱いて寝てるよ。今朝はママの腕の中でチャチャのUrnが仰向けになってた、ごめんね。パパがびっくりして元に戻してくれたらしいけど、チャチャも仰向けでネンネしてたのかな?パパもママもちょっと信じられない事を口にしてお互いに驚いたよ。チャチャのUrnを開いてチャチャの灰を食べたいって思った。本気でそう思った。だけどチャチャの魂を乱すと思ったから止めたよ。今日はさつきお姉ちゃんからも電話を頂いたよ。お姉ちゃんもチャチャの為にいっぱい泣いて悲しんでくれたんだ。だけどみんなが元気にならないとチャチャが悲しむからもう泣くのは止めようねってお話したよ。そうお話しながら、それでも涙が溢れてしまうママは本当にダメだね。ごめんね、チャチャ。チャチャへクック先生の病院のスタッフの方々からのメールも届いたよ。スタッフ全員が I'll miss ChaCha! って叫んでくれてるよ。チャチャの最期を看取ってあげられなかったママにとって、チャチャはチャチャをこんなにも愛してくれたスタッフの方々に囲まれて旅立ったんだってとってもとっても嬉しかった。チャチャ、今日はね鹿児島のJUNKOさんからかるかんを頂いたよ。さっそくチャチャにあげるね。チャチャはかるかんって初めて食べるんだよね。きっとチャチャはほんのり甘いかるかんが好きだよ。どう美味しい?チャチャ?みんなの優しい気持ちにママはとても幸せな気持ちになるよ。チャチャは身体が見えなくなってもいつだってママに幸せを与えてくれているね。ありがとう、チャチャ!

04/14/00 クック先生、ありがとう!

    


 今日はチャチャが通い慣れた道を走ってクック先生に会いに行くよ。いつもクック先生の所へ行く日はいいお天気だったのに今日は朝から雨降りだよ。こんなの初めてだね。病院のサインが見えたらチャチャが逝ってしまった日の気持ちが蘇ってママは胸が締め付けられてどうしようもなかった。だけどクック先生を心配させちゃいけないから今日は泣かないって決めて来てるんだ。ママが死に目に会えなかった事をクック先生が一番後悔してるのを知ってるから、クック先生を苦しめたくないからね。可愛がってくれたコニーがその日にいなかった事を何度も謝っていたよ。チャチャはコニーにあんな姿見せたくなかったんだよね。だから謝らないで、コニー。チャチャはこんな形になっても素晴らしく綺麗だねって言われたよ。コニーにだっこされてチャチャは幸せだね。クック先生もママが笑顔だから本当に安心したみたいだよ。チャチャのUrnを何度も何度もさすってお話してくれたね。これからは何処にでもチャチャを連れて行くんだって言ったらチャチャは今までよりもいっぱいいろんな所へ行けるんだね。もうどこのレストランにだって入れるねって。クック先生にチャチャの棺に一緒に撮った写真を入れさせて頂いたよって報告したら心から喜んで下さったよ。良かったね、チャチャ。クック先生はチャチャの写真を歴代の忘れられない患者さんの写真を飾っている場所に飾って下さるって。いつまでもクック先生もチャチャの事忘れないって。4年間以上も一緒に頑張ったバディだもんね。ママね、今日はデジカメの中にディスクを入れ忘れてた。こんな事今まで一度もなかったのにね。だから今日の写真はビデオから撮った写真だよ。チャチャ、チャチャの大好きだったクック先生の写真がこんなでごめんね。

04/15/00 お花が枯れてゆくのがたまらない

    


 チャチャ、たくさんの方からチャチャへ頂いたお花が枯れてゆくよ。見てるのが辛いから今日は思い切ってまだ元気なお花だけを残してベースに移したよ。いつまでもチャチャを足元に置いておくのもイヤだからキャビネットの上をチャチャの位置にしたよ。ここならご飯を食べててチャチャをだっこできない時だっていつでもチャチャが目に入るものね。写真もいつもの位置に戻したよ。やっぱりひとりぼっちよりもチュ〜ちゃんの写真の横の方がいいものね。チャチャ、今日はひなたぼっこもしたね。久し振りにバルコニーに出た気分はどうだった?チュ〜ちゃんもチャチャくんをお鼻でツンツンしてたね。チャチャのお花もどんどん咲いてるよ。きっとチャチャがお花を咲かしてくれてるんだよね。だからママはいつもお花に向ってお話するんだ。チャチャ、夕べはスゴイ雨だったね。そんな中パパは携帯電話を大雨の中で落として壊してしまったよ。ママはママで電話をかけようとしてコーヒーをキーボードの上にひっくり返してキーボードを壊してしまったし、、、。チャチャがいた頃のものが壊れて行くのってたまらない、、、パパもママも同じ事を思っていたよ。昨日はママうんと頑張って泣かなかったけど、お家に帰ってから張ってた気が抜けてしまったみたい。だってどうしてもクック先生のチャチャの最期を告げる悲しい静かな言葉が耳から離れないんだもの、、、。夜寝る時にチャチャのUrnを傍に置く度にその言葉を思い出してママは今でも後悔で気が狂いそうになるよ。ごめんねチャチャ、いつまでも情けないこんなママを許してね。

04/16/00 お花やキャンドルの炎がチャチャとママを繋ぐよ

    


 チャチャ、今日ねチャチャのお花の数を数えてびっくりしたよ。今日で11個、、、チャチャが天国に旅立って今日でちょうど11日目だものね。お花がチャチャとママの気持ちを繋いでいるかのようで愛おしくてたまらなかった。チャチャに話し掛けるとチャチャの傍に置いたキャンドルの炎が反応するよ。チャチャ!と呼び掛けるとその炎が、まるでチャチャが笑って喜んでいるように大きく揺らめくよ。話かける度にキャンドルの炎が大きくなったり小さくなったり、まるでチャチャの魂そのもののようなその炎をママはいつまでもいつまでも見つめていたよ。今でもチャチャがそこにいるような気がする。あまりに悲しすぎる現実を受け入れられなくてママはまるで魂が抜け落ちてしまったようだよ。チャチャに会いたい!チャチャをこの手で抱き締めたい!望んでも望んでも叶わぬ事に胸が苦しくて苦しくて耐えられなくて気が狂いそうになるよ。チャチャに会いたい!チャチャに触れたい!チャチャのぬくもりを感じたい!

04/17/00 一緒に行こうね、チャチャ!


 チャチャ、今何してる?ママは20日から日本に出張だよ。今回もお仕事だからチャチャはお家に置いて行こうと思ったけど、今朝みとみちゃんから電話を頂いて24日の夜にお骨になったはぴちゃんと会うことになったよ。だからチャチャも一緒に行こうね。ママは今日大急ぎでチャチャのUrnをだっこできるカンガルーバッグを注文したよ。これでいつでもお出かけの時は胸にだっこしてあげられるよね。飛行機の中でもずっとママの胸の上にいられるよね。お仕事終わるまではちょっと狭いけどカンガルーバッグの中で待っててね。チャチャ、これからは検疫がないからいつでも何処にでも一緒に行けるね。

04/18/00 ロザリオもいつも一緒だよ


 今日はロザリオが来るいつもの火曜日だよ。ロザリオにはいつもいつもママがいない時にはおむつを替えてもらったりしたよね。チャチャの事すっごく可愛がってくれたよね。朝ママが冷たいお水ちゃんを換えてあげてたらロザリオが「チャチャはいつもお水をいっぱい飲んでたものね」ってとっても懐かしそうだったよ。チャチャのUrnを何度も何度もなでなでしてそこにチャチャがいるかのように話し掛けてくれたね。チャチャ、ゆうべチャチャからのメッセージが届いたよ。メールを開いたら「From ChaCha」ってなってて驚いたよ。首をかしげる写真を見つめながらママは嬉しくて嬉しくて「チャチャからのメッセージ」ってページをすぐにアップしたよ。ママはこれから寂しさに負けそうになったらいつでも大きく深呼吸をしてチャチャの声に耳をすますよ。

04/19/00 チャチャ、一緒にお出かけだよ


 チャチャ、カンガルーバッグの入り心地はどう?明日からママがお仕事中はこのバッグの中でいい子にしててね。チャチャがいつもおむつに付けていた鈴のお守りも付けたよ。ママを大声で呼びたい時はいつもみたいにチャリンチャリンって教えてね。その音を聞いたらチャチャくんが「狭くてヤダよぉ〜!やめちくりよぉ〜!」って叫んでるってわかるからね。お願いね。チャチャの写真もパスポートに挟んだよ。チャチャには初めての日本への親子旅行だね。

04/25/00 チャチャからのお手紙


 僕とママは6日間の日本親子旅行に行ってきました。僕にとっては初めての日本への旅行でした。いっぱいいろんな方に会って、だっこされて、ナデナデされて、お電話も頂いて、僕はとってもとっても幸せでした。みなさん、ありがとう!ママはいっぱい僕の写真を撮ってきたので、日本親子旅行日記を見て下さいね。

04/25/00 ただいま!


 パパ、チュ〜ちゃん、ただいま!僕はお家に帰って来たよ。ママったら僕をだっこしてるくせに玄関のドアを開ける時にいつも僕がいた場所だからドアをそぉっと開けて僕を探すんだもん。ママは自分でもハッとしてたよ。いつものクセだもんね、仕方ないよね。僕はさっそくいつもいるお気に入りのマットの上に置いてもらったよ。僕のお家だね、僕のお家に帰って来たんだね。僕はこんなにもいっぱい日本のお友達からプレゼントを頂いたよ。お供えものを見上げてチュ〜ちゃんが羨ましそうだよ。大丈夫だよ、チュ〜ちゃんにもちゃんとあげるからちょっと待っててね。

04/26/00 僕、飛び石だって飛べるよ


 チュ〜ちゃんと一緒にいつものお散歩道だよ。ママは僕のUrnをだっこしないで行ったのに、いつも僕の立ってた位置に僕がいるのがわかったみたいなんだ。飛び石がぼんやり白くってとっても不思議な気持ちになったんだって。僕が写って欲しいってママは僕がいつも立ってた飛び石の写真をいっぱい撮ってたよ。

04/27/00 チャチャのお花

   


 チャチャ、今日は頂いたお花が全部終わってしまったから新しいお花を買って来たよ。ママがチャチャにお花を買ってあげるのは初めてだね。お花を買ってあげるって事の意味に切なくて悲しいものもあるのだという事を初めて感じたよ。いつもひなたぼっこをしていたチャチャの為に今日は向日葵を選んだよ。ママの涙がチャチャを苦しくさせないように、気持ちが明るくなるように、って思いを込めて向日葵にしたよ。向日葵のお隣さんには同じ黄色の淡い色のお花を選んだよ。チャチャ、気に入ってくれたかな?今日はバルコニーの黄色いミニチュアローズが病気だってわかったの。葉がどんどん白くなって枯れてってる。だけどね、そんな中ででも精一杯頑張ってお花を付けてるよ。買って来た時みたいに鮮やかな色のお花はもう咲かなくて白っぽいお花に変わってしまったけどね。そんなミニチュアローズがチャチャと重なるよ。お目めが見えなくなって、あんよも立たなくなって、それでも精一杯生きてママたちを幸せにしてくれたよね。本当にボロボロになりながら、それでも一生懸命生きてくれたよね。今にも枯れてしまいそうな中で一生懸命にお花を開いてるミニチュアローズがまるで精一杯立ち上がっているチャチャの姿のようで愛しくて愛しくてママは胸が張り裂けそうな思いでいつまでもいつまでも見つめていたよ。チャチャお願い、ママを呼んで!またいつものように大声でママを呼んで。もう1度、せめてもう1度だけでいい、チャチャをこの手に抱き締めたい。

04/28/00 まだプレートは貼らなくてもいいよね


 チャチャ、今日Urnに貼るゴールドのネームプレートとフォトプレートが届いたよ。だけどそれを貼ってしまうと本当にUrnがチャチャのお墓みたいに見えてママはとっても悲しかったの。貼った方がUrnらしくなってカッコイイのだろうけれど、ママにはプレートを貼る事でチャチャがその中に封じ込まれてしまいそうな気がしてしまう、チャチャが天国に行った事のひとつの区切りのような気がしてしまう。Urnはいつもチャチャの身体そのものだと感じていたいから、チャチャにはいつまでもそのままでいて欲しいから、いつもいっぱいいっぱいだっこしたいから、だからまだプレートは貼らなくてもいいよね。

04/29/00 お出かけもいつも一緒

    


 今日はホンジュラスから伊藤さんがいらして道子ちゃんとランチをご一緒したよ。伊藤さんには僕がヨチヨチ歩いて行って足に触ったフカフカ〜ってした感じが忘れられないってとっても可愛がって頂いたんだ。一緒に写真を撮るのはこれで2回目だよ。今でも僕を愛してくれたお友達に会えるのってとっても嬉しいね。夕方には家族みんなでコンベンションバンを見に行ったよ。どこに行ってもチュ〜ちゃんが守ってくれてるから僕はいつだって安心してお出かけするよ。

04/30/00 お散歩、お散歩、ルンルンだ

   


 願掛けトートに入って午後のお散歩に行ったよ。僕は全く歩けなくなってからずっとチュ〜ちゃんと一緒にお散歩するのが夢だったんだ。ママはそんな僕をだっこしてよく一緒にお散歩したけれど、僕はずっと自分のあんよで歩きたかった、自分のあんよで駆け回りたかったよ。今はもう病気の身体をお空に見送ったから、僕はこんなにも元気に歩けるよ!こんなにも早く走れるよ!

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